Dance to Death:死に舞 on the Line

Music and Game AND FUCKIN' ARRRRRRRRT 今井晋 aka. 死に舞(@shinimai)のはてなブログ。

プロデューサーとディレクターについて

この違いは経験論から知っている人は多いとは思うが、特に日本では誤解しやすい文脈があるので、わざわざ説明する価値はある。おおよそクリエイティブな仕事に関わっている人(広い意味ではすべてのビジネスはクリエイティブだ)は意識したほうが良いロール…

音楽の楽しみ方とは

今日はヘッドフォンを忘れて死にそうになった。これは完全に中毒。なんか耳が音楽でふさがってないと、損した気分というか、落ち着かなくなるのだ。 それはそうと、音楽の楽しみ方について。(すでに楽しみというより、無いのが不安な人が何を言っているのか…

同人STG名曲コンピレーションを作るならば・・・

まったく脈絡ないけど、個人的にアガるネタだわ。ちなみに順番は適当。年代順とか考えずに思いつくまま。。 1. 『REVOLTER』INTRO-TITLE www.youtube.com プレイしたこともないけど、やっぱ最初にこれを持ってきたいよね。なんていったって崎元仁のデビュー…

韓国ヒップホップ/ラップMVの楽しみ

これ。以前から聞いていた韓国のラッパーSik-Kの新作MV。 いやー見直しているけどSik-K新曲のMVすげーわ。ごった煮だけ凝ってる。ゲームMV大賞 https://t.co/L5GyGrLKRb — *死に舞 (@shinimai) June 30, 2020 Twitterでつぶやいたけど、いまいち反応が薄かっ…

ゲームメカニクスへの好奇心:ツーテンジャックの思い出

ゲーム好きであれば、日常的にゲームのルールにあれこれ思案したり、新しいゲームを考えてみたり、あのゲームのここはいかんな、こうしてみてはどうかとか改良を思案したりするものだが、このようなゲームメカニクスへの好奇心はどうして培われたのだろうか。…

『Cytus II』における優れた音楽の演出

また『Cytus II』の話をしよう。このゲームが完結するまでは延々と推していくわけだから。 今回は本作の音楽を使った物語演出の妙を紹介しよう。主役となるのはNEKO#ΦωΦ(NEKO)とPAFF(Aroma)だ。メインストーリーでも重要なこの2人は本作では2つのシナ…

『Cytus II』に感じられるテッド・チャンの影響:AIとダンスの関係

最近、早川書房から出たテッド・チャンの短編集『息吹』をちょくちょくと読んでいるのだが、その中に収録されている「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」という中編小説の中に出てくるエピソードが『Cytus II』に影響を与えているのではないかと…

『Cytus II』音楽を理解し、テキストを読むということ:ただそれだけの威力

『Cytus II』というゲームが好きだ。だいぶ好き好き言っているから、聞き飽きたかもしれないけど、これはもう愛してるというほど好きだと思う。 play.google.com このゲームはリズムゲームとノベルゲームを交互にやるような変なゲームではあるんだけど、それ…

ゲームライターに求められるもの

ゲームライターに必要な教養に関する議論が話題になっていたことがあった。(個人的に)私が(編集者)としてゲームライターに求めているものは何かといえば、それは「注目しているシーンがあること」な気がする。 話題になってた「教養」の話は、もともとは…

(ドラフト)ビデオゲームの美的判断における内在的質と外在的質について

別に論文書くとかはないかもしれないが、とりあえず今日思いついたことをメモ。このふたつの区別については、我々ゲームライターは実践の場で取り組むべき問題であり、一定の有用性もあると思われる。 1. 問題の所在 我々ゲームライターはビデオゲームを評価…

やはりSTEINS;GATEは面白い

アニメ版の『シュタインズ・ゲート ゼロ』が始まった。ゲームの方はやってないが、Steam版がこの後出るらしいので、それを待つまでアニメを見ようと思う。大体、中盤からゲームやって、アニメと同時にfinishするのがいいのかもしれない。 それにしてもだな。…

Bandcampの日本のkawaii音楽シーン特集翻訳:アーティスト紹介① Snail's House、Yunomi、YUC'e

前回、冒頭のイントロダクションを翻訳したところ、結構な数のアクセスがあったから、個別アーティストの紹介も翻訳しようと思う。と思って、やったところ結構なボリュームがあり、なかなかこのライターさん良く聴き込んで日本の音楽シーンも深くしっており…

Bandcampで日本のkawaii音楽シーン特集が掲載!冒頭の紹介部分を翻訳したよ

kawaiiってなんだ!って思うかたもいますが、ここ数年日本のインターネット界隈では定着したジャンル?なんだけど、Bandcampが特集してくれたよ。UjicoやYunomiのインタビューをしているみたいで、思った以上、本格的な特集だった。 daily.bandcamp.com はて…

Monika@DDLCはハルヒ説

遅かれながらDoki Doki Literature Clubをプレイした。大方の予想通り、日本のノベルゲームシーンの中ではそれほど珍しくもないジャンプスケアやメタ展開を利用しながらも、かなりコンセプチュアルにうまくまとまった作品であった。それ自体としてはそこまで…

Look back over VA-11 Hall-A

今年のインディーゲームシーンで自分が何事かに関われたかといえば、やっぱり『 VA-11 Hall-A』になるんだろう。もちろん、他にも良い作品、気にいった作品はあったけど、長年(まあ2、3年)推してきたタイトルがようやくパブリッシャーが決まり、コンシュー…

2017 Music Round Up:Bandcamp沼にハマっている人による今年聞いているもの

音楽は基本的に全部Bandcampで聞いているわけですが……あえてわざとらしいタイトルを付けてみた。まあそれくらいBandcampはオススメなんですよ。ところでSpotifyが今年は日本で本格的に入ってきたんですが、どうなんでしょうかね?俺は最初に遊びで使ってみて…

Kawaii Future Japan 2017年11月 Bandcamp

聞いた音源まとめる。聞いた音源まとめる。聞いた音源まとめる。 [FLOWERS] by Ujico* 天才。天才だー。逃げろー。 この人まだ20代そこらの日本のトラックメーカーさんで、チップチューンとかはSnail's Houseという名義でやっているみたい。既にかなり有名っ…

ゲームと戦争に関するくだらない考えの類

たまたまSNSとかで回ってきたWIREDのこの記事を読んでみたが…… wired.jp 正直、内容なさすぎて馬鹿なんじゃないかと思った。だって別にこれまでのリンク以外で具体的にゲームと戦争がどう関わるか何にも言ってないのだし。 まあこの記事のクズっぷりは置いと…

最近インターネット経由で聴いたもの

それほど音楽は聞けてない気がするけど、相変わらずBandcampで音源聴いて、気に入ったものは買うようにしています。まあといっても月イチくらいなのかもしれない。無料で聞けるものは無料で聞かせてもらっている。 それよりこれだけど…… www.fuze.dj なんか…

Alex Chilton / The Replacementsの訳詩をサルベージ

訳詞は意外と楽しい。解釈の自由度もある。精神的にもいいかもしれない。 The Replacementsは大好きなバンドだけど、あまり周りに好きな人が見当たらない。それはたぶんアメリカンすぎるロックなんだと思う。自分は結構ルーツ・ロックみたいなもの好きだから…

ありふれた表現、日常的な創作

世の中にはその辺の普通の人が作った芸術(あえてそう呼ぼう)を楽しめる人とそうでもない人がいる。たぶん大多数の人はアーティストや芸術家や作家や有名ブロガーやユーチューバーの作ったものしか楽しめないのかもしれないが、私は友人や家族やその辺の名…

現代のタイの音楽がおもしろすぎだった

バンコクに旅行してきたのだが、すごく美味しくて安いイサーン料理の食堂でかかっていた音楽に惹かれた。それは歌謡曲のような節回しでいて、ラップのようなフレーズがあり、なぜかバックバンドはスカのような不思議な音楽だった。たまにシンセのフレーズが…

極私的BitSummit 2016の感想

今年はBack in 1995のお手伝いという形で参加しました。いつもと違って出展者側の気持ちがわかって面白かったね。とりあえず、床柔らかくしよう......。E3ほどまでいかなくてもいいけど、みやこめっせ硬いよ! 以下は極私的な感想。ただの日記みたいなもんだ…

BRAND NEW / Brother's Song 対訳と考察

2、3日前からヘビロテしているBRAND NEWのBrother's Song。初期EMOらしいギターリフを基調としたバラードなんだが、そのあまりにも美メロに感動して対訳を作ってみた。正直、他の曲はあまり好きじゃないけど、この曲が持つリリシズムは良い。 <a …

一体感という名の幻想と美的判断

もうだいぶ前になるが、お台場の「Game On」に行ってきた。ああいった展覧会ができるのは本当に素晴らしいと思うけど、会場は展覧会というより無料のゲーセンという雰囲気だった。ただゲーセンより殺伐した空間じゃなくて、来場者が一緒に空間を楽しむような…

Synthwave:ビデオゲームによって再解釈されたエイティーズ

サイバーパンクバーテンダーゲーム『VA-11 Hall-A』リリースおめでとう。このゲームはプロローグ版から応援してたし、TGSでも見に行った(そしたらなんと自分が大好きなゲームの開発者がパブリッシャーになってたからおどろいた)。我々にとってのこのゲーム…

誰得ゲームレビュー3:『Downwell』における一面番長という青春の果実

「一面番長」という言葉がある。ケイブが出したスマートフォンのSTGのタイトルにもなったんだけど、今日はそれはとりあえず置いておこう。(『怒首領蜂最大往生』の世界観でYGWシューってのはみんな驚いてたね。ある人が「怒首領蜂なのに怒首領蜂らしくない…

発明と創作、あるいは私がいかにVRに(まだ)期待していないかについて

芸術も技術もその語源においては同一であるということは、美学の授業で最初に習うことだ。ともあれ、我々が発明と呼んでいることと創作と呼んでいることの違いは、その形而上学的本質はどうであれ、日常的なレベルで十分に理解可能だ。 蓄音機はエジソンによ…

音楽のサブスクリプションサービスに疑問を呈するBandcampのポリシー

2010年代に入って、私の音楽はほぼBandcamp一色であったと言って良い。ことあることにこのサービスの素晴らしさを主張してきたので、ここでは端的に説明しよう。 Bandcampはもともとインディー系のアーティストを支援するための音楽プラットフォームだ。アー…

ゲームにおけるカット割りとは...あるいはコマ割り(序)

前回の記事がわりかし好評を博したので、続きを書こう。あんまり内容には自身がなかったんだが、ああいった観点でビデオゲームを見ている人がいなかったようなので、なんかの出汁になれば良い。 今回、考えてみたいのはカット割りだ。カット割りとは基本的に…