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Dance to Death:死に舞 on the Line

Music and Game AND FUCKIN' ARRRRRRRRT 今井晋 aka. 死に舞(@shinimai)のはてなブログ。

R.I.P. 吉村秀雄

昨日、はてなブックマークでブッチャーズの吉村秀樹の訃報を知ったとき、俺はスマートフォンの画面を見ながら3分間くらい凍りついた。当たり前だけど、信じられないという気持ちが強かった。もちろん、ミュージシャンは長生きできるような商売ではないけど、あまりにも早すぎるし、急だ。

昨日は二回は泣いた。訃報を知ったときと、その後、『Kocorono』を聞いて6月から7月にかけて。

もともと死んだアーティスト、過去のバンドばかり聴くような私にとって、大好きなアーティストの死によって衝撃を受けることは少ない。過去にあったのはモーフィンのマーク・サンドマンの死くらいだ。

ブッチャーズは大好きなバンドだ。『Kocorono』は今でも年に10回は聴く。その他のアルバムも聴くことも多い。最近のアルバムは買ってないけど、ほとんど持っている。要するにリアルタイムに存在する日本のバンドで一番大好きだった。

ドキュメンタリーも映画館で見た。一番、印象的だったのはベースの射守矢さんが「俺はこれしかできないんだ」という謙遜したセリフ。射守矢さんのハイポジションで弾く独特なベースラインは本当に不思議で素晴らしく、ブッチャーズ以外でも価値があるとは思うけど、彼の気持ちは本心からであろう。

バンドのコミュニケーションを研究していた自分にとって、言葉少なく、ましてや音楽理論など関係なく創作を行うバンド・ミュージシャンのメンバーが大切なことは痛いほどわかる。気心知れたバンドメンバーとの創作は代替不可能なのだ。ましてやブッチャーズだぞ。ブッチャーズ。コードすら明確に指示せずに楽曲を作っているだろう。そんなときの創作の糧はナマのコミュニケーションでしかない。

彼らが残した作品についてはいつか語ろうと思うが、大好きすぎてなかなか筆が進まない。日本のミュージシャンズ・ミュージシャンとしてはナンバーワンの存在だろうけど、まだまだ一般の人に知られてないだろうし、まだまだ過小評価されていると思う。一過性の流行や思い出にしてしまってはいけない。少なくとも『Kocorono』は世界に誇れる人類の遺産だ。

やはりグダグダになる。吉村さん、あなたの作る曲が大好きだった。サウンドが好きだった。演奏や歌はヘタクソといわれてたけど、あなたの作る音のイメージとパッションはいつも十分に伝わっていた。射守矢さんもこまっちゃんも素晴らしいメンバーだった。田渕ひさ子が加入して、三角が四角となってもブッチャーズはほとんど変わらず素晴らしいバンドだった。

死者に安らかに眠って欲しいと思うのは生きているものが安心するためだ。それ以上により多くの人に彼らの残した作品をぜひとも聞いてほしい。これが本当にロックで素晴らしい作品なんだ。理解できない人もいるかもしれないけど、いつか理解できる。

くっそ文章書いててまた泣いちまったよ。。。