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Dance to Death:死に舞 on the Line

Music and Game AND FUCKIN' ARRRRRRRRT 今井晋 aka. 死に舞(@shinimai)のはてなブログ。

極私的BitSummit 2016の感想

今年はBack in 1995のお手伝いという形で参加しました。いつもと違って出展者側の気持ちがわかって面白かったね。とりあえず、床柔らかくしよう......。E3ほどまでいかなくてもいいけど、みやこめっせ硬いよ!

以下は極私的な感想。ただの日記みたいなもんだ。

 

BitSummitはフジロックだ、よくも悪くも......

何より運営がやばい。こっちは出展者側だが2日目前くらいまでステージイベント等の情報も公開されなかった(笑)。メディア側もこれじゃ取材のスケジュール組めないよ!!

でもすごい。お客さんは別に何があるのかよくわからなくてもとりあえず来る。まさにフジロックが目指した「アーティストを見に来るのではなく、俺のイベントに来い!」状態だ。これができるならば、もうむしろ何も発表しない方向でいいんじゃないか。とりあえずBitSummit来たら今の日本のインディーがわかる!みたいな。

ということで、お客さんはとてもたくさん来た。Back in 1995は場所も良かったので常にプレイしてくれる人がいた。外国人もいたから英語での説明はなかなか良い機会だ。VRなんて列並んでて1時間待ちとかあった。なんだこのイベント。

メシがうまかった、メシがうまかった大事なことですので2回言いました!

これマジ本当。会場内には地元の食べ物やさんのカレーとトルティーヤとハンバーガーとかあった。特にQ GamesのDEAD HUNGRYというVRゲームとコラボしたハンバーガーが大人気。俺は並ぶ暇がなくて、カレー食ってたら目の前にQ Gamesの社長さんのディランさんが座って、このコラボレーションについてべらべらと教えてくれた(なんと豪華な話であろうか。このクリエイターとの圧倒的な近さもまたBitSummitの醍醐味だ)。

ディランさんによれば、なんかこのコラボは直前に決まったらしい。DEAD HUNGRY自体が社内のゲームジャムで作られた作品だけあって、ゲームも企画も急ごしらえだったようだ。ハンバーガー屋さんはみやこめっせの近くのお店で、以前からもBitSummitの時に利用していたようだが、今回は会場に出展してもらったそうだ。本当はVRのブースのそばでハンバーガーを焼いて匂いもバーチャル(リアル?)だとかやりたかったそうである。(ディランさん商売上手や。これはまちがいない)

で、比較するの悪いけど、TGSのメシはなんとかしろ。いつも高くて大したことのないメシしか食えない。このBitSummitのメシのクオリティはまた出すけどフジロック並でたぶん海外デベロッパーも忘れられない味になるだろう。

プロもインディーもゲーマーも関係ない空間

ディランさんもそうだが、今回は本当に豪華なクリエイターがそこら辺にいる空間だった。もちろん、私はライターという肩書もあっていろんな人に声をかけていただけるのですが、坂口博信さんも五十嵐孝司さんも須田剛一さんも普通にブースにいる。雰囲気的にはサインくらいは気軽に答えてくれそうだし、実際に写真はみんないっぱいとってた。

個人的にはRead Only MemoriesのMidbossの面々やMomodoraの作者rdeinさんに会えたのがよかった。rdeinさんはBack in 1995のデモをクリアするまでやっていったよ!俺も一条さんも英語が下手くそでうまくアテンドできなかったがww

この辺りもTGSと比べると圧倒的にファン目線のイベントだ。それも作られたものではなく、コミュニティとして自然な形の。たぶんPAXに近い存在になっていくんじゃないだろうか。(運営の所々の問題が解消されるならば)

出展作品のレベルは

いろいろとインディーのイベント見てきて、偉そうながら言いますが、正直、日本のインディーは海外とまだまだ差があるのは否めなかったです。特に海外勢はIndie MEGABOOTHで選ばれたタイトルがたくさんあるので、クオリティは非常に高い。また東アジア系のデベロッパーもなかなか力を蓄えてきた感じがある。

翻って日本のタイトルはややおなじみのメンツになっている感は強い。まあTGSコミケやデジゲー博といった機会で会っている人たちなのでしょうがないかもしれない。でももっといろんな人に参加して欲しいとは思うし、日本のインディーはまだまだこんなもんじゃないってのを期待している。

驚きのプラットフォーマー3社の参加

任天堂の参加。一番のビッグニュースだっただろう。まあ以前から個人向けのパブリシングを認めるみたいな方向はあったが、こうもBitSummitに参加するとは思ってなかった。正直、まだまだ課題は多いが(開発、レーティング、審査フロー、ストアでの扱い)見守っていきたいと思う。

Sonyさんは名前を連ねて、ステージに吉田さんがでたくらいで特になにもしてなかった。イトゥーさんいわく、「裏方に回ってサポートしたい」とのこと。まあそれはわかるし、既に何本かインディー発のゲームはPSプラットフォームで出てきた。こちらとしてはとにかくPS4をなんとか日本で普及させてほしいとは思うが。

MSさんはちっちゃなブースでIDプロジェクトの説明をされていたと思う。正直、日本での展開はまだ煮え切らない感じでどうなるかよく知らない。それ以上に国内市場を考えた場合、XboxOneはちょっとありえない。かといってまたWindowsとの統合とかいう話になるのもどうかと思うので、国内インディーの受け皿としてはまだまだ遠い印象だ。 

VRの多さ

これは予想されたことであるが、VRコンテンツは多かったし、レベルも高かったようだ。自分は並ぶ暇もなく、CAVYHOUSEさんのやつだけ見せてもらったくらいだ。

ただ展示に関してはまだまだ課題がある。そもそもVRは大がかりな機材が必要で、センサーの干渉もあり、一般のブースと同じく募集をかけるのは無理がある。かといってVRコンテンツに何枠用意したらいいのか、なかなか難しい問題だ。

今後はVR展示のノウハウが蓄積され、運営側もそれを把握してうまいことやっていっってほしい。

ボランティアの活躍

非常にボランティアスタッフが頑張っていました。出展者側としては非常に助かります。ただSPAREっていう役職がブースの代理人になってくれる人であることは、最期まで気づかなかったです(笑)。

便乗イベントの存在

BitSummitにともなって前日から様々な催しがありました。STGのパーティーや恒例となっているポリポリクラブ。そして物議を醸したMEGABIT CONVENTION。これには残念ながらいけなかったけど、ごく普通の同人ソフト即売会だったようです。

個人的には様々な便乗イベントがあるのは楽しいですが、うまく運営と協調していってほしいと思います。E3なんかの大きなイベントもこういった便乗企画はいっぱいあって、それ自体は非常に面白いです。せっかく京都という場所でやっていることもあって、BitSummitが良いインディーの「エコシステム」となることを願っています。

以下は参考記事

www.gamespark.jp

そしてオフ会と化す

BitSummitの面白さのひとつはやはり関西勢との交流でしょう。クリエイター、アーティスト、社長さん、喫茶店の兄ちゃんも含めいろんな人がいます。いつも会うことができない人たちと絡む貴重な機会となっており、ここでは書けない話が繰り広げられます。なのでやはりBitSummitはロックフェスのように毎年休みを取って合宿するつもりで行くのがいいでしょう。

 

以上、かなり雑に書きましたが、一言でいえば、BitSummitはとても楽しかったです。皆さん、お疲れ様、来年もよろしくね!